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お金のために働くのではなく、幸せのために働く

若い頃はより高収入の仕事に就きたくて努力しているが、より高収入の仕事はノルマもきつければ上司の指示も厳しく、部下の扱いも難しい。外資企業や高収入の企業で長く働けないのはそうした理由も多分にある。

 

退職して田舎暮らしをしたり、まったく業種の違うことをしたりする人がニコニコ働いている姿を見ることがある。低収入でボロ屋暮らしなのに笑顔が絶えない。本来、仕事とはそういうものだろう。心を病んで迄我慢するものではない。

 

高収入の仕事に就いていれば自慢もできるし友達も親も褒めてくれるが、自分は幸せかといえばとんでもなく不幸ということも多々ある。ドロップアウトして気ままに暮らすことで非難されても自分が幸せなら、それが本来の生き方だろう。

 

逃げるが勝ちだろうし、逃げる勇気を持つことはとても大切なこと。誰に非難されようが、心を病んで迄働くことはないし、義理を感じることもない。ましてや自分を責めることもない。むしろ、よく頑張ったと自分を褒めてやるべきだろう。

 

先のことなど何も考えなくてよい。自分の健康を維持するために今の職場から逃げ出すことを優先すべき。苦しんだ経験は、いまだ見えないこの先の人生で大いに役立つ。「逃げるが勝ち」とはよく言ったもの、価値ある言葉だ。

 

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