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日本だけはどうして文明開化できた

 

1853年に浦賀に ペリーが来航して日本は開国。それからたった15年後の1868年には明治元年。江戸幕府を頂点とする幕藩体制は崩壊して明治維新を迎える。アジア各国が西洋列強諸国の植民地化されている中で日本だけが植民地にならなかった。日本人だけが優れていたわけではないが、日本だけの理由もある。

 

当時の日本人は、読み書きそろばんができていたので新しい時代になっても読書することで理解できた。福沢諭吉などは西洋の洋書を翻訳し、新しい英語の言葉を日本語に置き換えて誰もが理解できるようにした。これにより身分制度の撤廃や新しい職業に就くのが容易だった。

 

1920年8月15日の玉音放送で日本は、太平洋戦争に敗戦、街は焼け野原になった。それでも、日本は30年後の1950年ごろから高度経済成長してGDP世界第2位にまで上り詰めている。世界中に兵士として出兵した日本人は、海外に出ることに恐れはなかった。また、軍隊式の工場勤務や会社勤務に慣れていた。

 

昭和の時代、大学の工学部や理学部が人気で、優秀な学生は理系に進むのが一般的。彼らは製造業に就き新しい技術や製品を産み出していった。大量生産の時代、軍隊組織に近い会社ほど利益を生み、政治家や官僚への賄賂や公共工事の受注では談合が横行し、人脈や学閥が横行していた結果、日本企業は衰退していく。

 

2000年代になり、IT技術が新しい仕事を産み出すようになると、組織ではなくアイデアとその実行力が問われる時代になり、大企業はスピード感がなく衰退する。代わりに、アイデアひとつで勝負する個人起業家が銀行ではなく投資家から資金を集めてパソコンを使って世界企業になっていく。

 

2022年になると、日本は世界から遅れていると言われるようになり、日本製品は世界で最も売れている商品やサービスとは言われなくなった。世界は、読み書きそろばんからデジタル教育への大変革を成し遂げているが、日本は大学入試を頂点とする勉強がメインで、デジタル教育はないがしろにされている。

 

これから、日本が伸びていくためにはデジタル教育が欠かせない。パソコン教室わかるとできるは、こうした視点から広く全国民にデジタルスキルを身につけてほしいと願って起業した。多くの人がスマホやパソコンを使いこなすようになると、それに関するアイデアやサービスで起業する会社も出てくる。そんな会社が世界企業なる時代なのだ。

 

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