成功した起業家にはライバルが出てくる
自動車産業の立役者はT型フォードを開発したフォードで全米に安くて乗りやすい車を提供して市場を独占する。フォードはT型一車種で、ベルトコンベア方式を採用して流れ作業で生産を効率化したことで低価格を実現した。
これを見ていたGMは、JPモルガン・ジュニアの資金提供により、低価格車から中間ファミリー向き、高級車を開発して「乗り始めは入門者のシボレー、家族ができたらオールズモビル、昇進すればビュイック」というブランド戦略でフォードを追いかける。
GMを飛び出したクライスラーは起業して、新しいニーズをスピードに感じる。どの車にも出せない時速70マイル(時速113キロ)を出せる乗用車クライスラー・70を発売して世界的な名声を得て成功する。
常識外れ、そんなこと誰にもできない、どこにそんなお金があるんだ、自分がわかっているのか、誰かが成功すると、誰かがそれを押しのけようと更に不可能だと思われることに失敗を恐れず挑戦する。
夢を持ち、夢を追いかけ、多くの人に迷惑をかけ、バカだと思われ、できないと何度も言われ、それでもやってみようと自分に言い続ける。世界を変えることができると信じているので怖いもの知らず。