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大企業の下請け苛め

テレビドラマ下町ロケットは、大企業が中小企業をバカにして高性能なバルブなどできるものかと検査結果を改ざんしたりする苛めに屈しない経営者を描いている。日本の大企業がコストカットのために手段を択ばないのは常識。多くの下請けの中小企業は海外メーカーにコストで負けている。

 

海外の新規企業は優秀な若者が起業していることが多く、彼らの斬新なアイデアや技術開発によって生み出された新製品は世界中で使われるようになる。つまり、日本の会社は新陳代謝が活発でないことが大きな原因。下町ロケットでもロケット開発者だった優秀な技術者が跡継ぎになった会社の物語。

 

会社は生き物と同じで創業者が斬新なアイデアで起業し、発展し、創業者の年齢と共に安定して衰退していく。創業者が老齢化する30年ぐらいで会社は廃業する。この繰り返しがなければ国家は繁栄しないが、政治家は会社を潰してはならないと融資を約束する。業績回復のアイデアもない会社がつなぎ融資だけで生きていく。

 

あらゆる生物が生老病死を繰り返して繁栄するように、会社も生老病死を繰り返して繁栄していく。しかし、死に体の会社を政府の融資によって温存しているだけの状態は、新たな起業家を生む邪魔になる。資金、人材、物などを新たな活用に活かすには、優秀な人材に起業の決意をさせる教育や資金の提供が必要。

 

全くヤル気のない会社やお店が日本には多すぎる。これを大胆に整理整頓して優秀な若者にチャンスを与える方がよい。それが海外の若者でもかまわない。日本で会社を発展させてくだされば良い。大企業病に陥った会社は衰退して、新しい企業に取って代わる方がよりダイナミックに発展するだろう。

 

海外でもこの20年ばかりの間に起業した企業が大発展を遂げてこれまでの大企業を追い越している。アップル、Facebook、グーグル、アマゾンなど20年ほどの歴史しかない。若い起業家が大胆に企業経営できるような仕組みを行政は考えるべきで、ヤル気のないハラスメントが横行している企業を残すための政策は打つべきではない。

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