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悪い情報ほど早く伝えないと!

 

太平洋戦争末期、日本は特攻による攻撃しか思い浮かばなかった。戦闘機に250㎏の爆弾を搭載して敵艦船に体当たりする攻撃は、当初はうまくいったがその後はほとんど撃ち落されている。それでも大本営は特攻を止めなかった。

 

それは、嘘の報告が大本営に報告され続けていたからでもあり、特攻を見守っている友軍機は、体当たりに失敗して海に落ちたとは報告できず、見事に敵艦船に体当たりしましたと報告していたからだ。

 

友でもある航空兵が無駄死にしたとは思いたくもないし報告することが残酷だと思ったことで情がうつり噓の報告を続ける。大本営は、これは有効だと思い込んでさらに特攻を続ける悪循環を行ってしまう。

 

企業でも、こうしたことは起こりがちで情けをかけて噓の報告を上司にあげてしまい、傷口を広げてしまう。社内に嘘が蔓延することで雰囲気が悪くなりストレスがたまる。嘘が嘘を生み業績を悪化させる。

 

どんなに親しい間柄でも悪い行いをすれば悪いことだとハッキリ言い切る勇気が必要なのに、それを許してしまう。それが社内にわかり、チームワークを乱してしまう。情の厚い上司ほどこうしたことをやりがち。

 

一番気を付けなければいけないことは、上司が現場に行ったときカフェなどでサボってばかりしていたり、予定時間を守らなかったり、遅刻ばかりしていることを隠していたりすること。なかには、出社していないのに出社しているように見せかけていることすらある。

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