商店街が廃れていく
シャッター街となった商店街は日本中にあり、街おこしの模索が続いているがうまくいかない。街灯をキレイにしたり、イベントを行ったり、クーポン券を発行したり、再開発したり…行政のやることなすことほとんどがうまくいかない。
商店街がにぎわっていたのは消費者が必要としたからで、消費者に必要とされるお店にする改革がなくて賑わいを取り戻すのは不可能。どこにでもある商品を仕入れて売る商売では大手にかなわない。高齢化した商店主は仕入れて売ることしか知らない。
そこに行かなければ手に入らない商品を売っていれば、お客様はやってくる。個人経営のカフェやハード系のベーカリーが流行るのも、そこに行かなければ食べられない料理や飲み物、そこでしか味わえない雰囲気があるからだ。
今は、オリジナリティ溢れるお店が流行る時代。商店街の活性化を企画するなら商店主に勉強するよう説得する方が良い。うんざりするほど勉強して貸店舗にしたり何度も失敗して独創性のある商品を開発したりしなければ商店街の活性化はできない。
行政主導で都市計画され、老朽化された商店街を取り壊して新しい高層ビルを建てて、そこに入居してかつてのままのお店を始めるが儲からない。箱モノは綺麗でもヤル気のないシャッター街になっている。貸店舗にして若者にチャンスを与える方が良い。