天下を取る人は褒め上手
織田信長は、部下に厳しいノルマを課し、できなければ叱咤するスパルタだった。天下を取る前に部下によって殺された。豊臣秀吉は、部下を褒めて天下を取ったが、天下人になってからは部下に厳しくして一代で終わった。徳川家康は、終生部下を褒め続けて天下を取る。その後も褒め続けて江戸幕府の礎を築いた。
企業経営者も同じことで、ノルマを課して厳しく指導するタイプでは行き詰って長く安定して経営できない。会社が大きくなるまでは部下を大切にしても、会社が大きくなると贅沢を覚えて仕事に打ち込まず遊んでばかりいると会社は傾いてしまう。社長でいるかぎり部下を褒め続けて失敗から学ぶ姿勢を優しく教えられると会社は安定している。
自分の周りにいる人を責めるのが大好き、上げ足を取るのが大好き、ゴシップを見つけるのが大好き、人の好き嫌いがはっきりしていて顔に出しても平気…こうした人は周りから嫌われるのでトップにはなれない。その反対に、自分より他人を褒める八方美人タイプの人はトップに向いている。