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勉強の目的

 

子供から「どうして勉強しなければいけないの?」と聞かれるとき、僕は「人にできないことができる人は仕事でより良い給与がもらえるからだよ」と答えている。料理が人よりできる、病気治療が人よりできる、コンピューターのプログラミングが人よりできる、専門知識を人より教えることができる…そのために勉強はとても大切だと思う。

 

自分が望む仕事のスキルや知識を身につけることが大切で、建築設計士になりたかった僕は大学の建築学科に進学するために進学高校に通い、数学、物理、化学、英語など理系の受験科目を中心に勉強し、高校2年生から希望大学の入試問題を図書館の赤本を使って解くようにしていた。

 

大学に進学してから祖父が「もっとより多くの収入を得たいなら、人がお前の指示に喜んで動いて仕事をしてくれる人になればいい」と教えてくれた。それは学問ではなく、人格を磨くということで、ひとりでどんなに頑張っても儲けは知れているが、多くの人が協力して働けば儲けは大きくなると教えてくれた。

 

他人が僕の指示に従って働いてくださるには何が必要なのかと僕は考えた。結論は、自分のためを優先するのではなく、いっしょに働いてくださる人のために行動することを優先することだった。自分と接する人が恩返しをしたくなるように自分は行動していこうと思うようになった。

 

67歳になる今でもITスキルの勉強は続けている。新しいスキルはすぐに身につけるようにしてビジネスに活かしている。大学の頃の学問はすっかり使わなくなったが、当時から勉強は必要だという思いは変わらない。人より少し深い知識やスキルがあれば、それを活かして仕事ができ高収入も期待できる。

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