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コロナウイルスは今年で終わらない

 

100年前の19183月アメリカで発症したスペイン風邪は、その年の春には世界中に感染が広まった。夏にはいったん収束し感染した患者も軽症だった。しかし、秋から第二波が来た時には猛毒化しており死亡する患者が激増している。翌1919年春にはいったん収束したが1919年秋から1920年春にかけてまた流行して多くの死者を出している。

 

この経験から、コロナウイルスの影響が夏にはいったん収束しても秋から第二波が来たときは猛毒化して死者数がいっきに上がる可能性がある。非常事態宣言が世界中で出され、都市封鎖されて経済がストップする。死者数は春の何倍にもなる恐れがあるし、夏にいったん収束しても冬場になれば更に死亡率の高い第三波がくる可能性がある。

 

経済的な損失は第一波でさえかなりの損失だったが、第二波が来ればそれ以上の損失になるし、翌年も続く第三波がくれば世界大恐慌の再来となる。こうした事態に備えて今から対策を講じる必要がある。生活や仕事の仕方は、それに備えておくことになる。6月から以前の生活になっても第二波への備えをおろそかにできない。

 

夏にいったん収束した時にこれまでの日常の生活に戻せば、第二波が来たときは対応できなくなる。三密(密閉、密集、密接)をさける、テレワーク(在宅ワーク)、新しい生活様式などは3年ほど続くと思っていれば間違いがないし、非接触やテレワークが当たり前の時代に対応できた人や企業が生き残る。

 

生物界は適者生存だけが生き残る。過去にどんなに儲けていても、どんなに大企業であっても、その環境に適応できなければ生き残れない。夏にお客様が戻って安心していると秋からの第二波が起こったときは最悪になる。それに持ちこたえたとしても、翌年の第三波が来たときは持ちこたえきれないだろう。変わるべきは今。

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