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商売繁盛の基本

繁盛しているお店は、何度もそのお店に行きたいと思わせる魅力を持っている。昔、繁盛していたうどん屋は、あんかけのおつゆが美味しくて行列ができていた。中華料理屋は、料理の研究に熱心で、自己流の味付けが絶妙で行列ができていた。繁盛店は、お客様が何度も足を運んでくださる魅力ある商品やサービスがあるお店になる。

 

教育産業では、学習塾や予備校を参考にすると、成績が良くなったとか有名校への進学実績があるかないかが繁盛するのかしないのかの判断基準になっている。英会話学校では、外国人講師が教えてくれるのか否かが選択基準になっている。パソコン教室では、キチンと操作できるように教えてくれるのかどうかだろう。

 

どれもこれも繁盛店の基本に値段が入ってこない。つまり、お客様は値段よりも実績で判断しているということ。どこよりも美味しいのか?どこよりもスキルが身に着くのか?そして、その情報は多くの場合、お客様の口コミによって広まっているということ。口コミは、如何なる宣伝広告よりも説得力がある。

 

どこよりも美味しい料理を提供するには、あれをまた食べたいと思わせる一品が必要。どこよりも実績ある教室にするには、素晴らしい指導ができる先生の育成・研修が欠かせない。こうした積み重ねがあるかないかが、選択基準だろうが、値段で判断し、安さに惹かれて失敗するお客様も多い。価値あるものは、それなりに少しはお高いものになる。

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