会議は仕事ではない
仕事は儲けが出ることをしているときで儲からないことをしているときは仕事ではない。管理職のいちばん悪い例は、会議をダラダラやったり、会議を多くしたり、営業で来た業者と会っていたりして自社の現場を見る時間をドンドン減らしている場合。儲けることをすべきなのに来たもの拒まずになっている。
こうした受け身の管理職は社内の操縦席でジッとしているような状態で、現場の動きに鈍感になる。わからないから現場に出向こうとせず報告だけを鵜呑みにして現場に指示を出すようになり信頼をなくしてしまう。数字のみの判断になり、儲ける仕事ができなくなっていく。
話好きな上司は会議といっても自分が発言するばかりで参加者は聞くだけになる。たっぷり話したことで上司は満足するが、聞いている方は何が論点かわからないほど聞かされて疲れだけを感じる。本来は要点を明確にして3分程度に話をまとめてすれば部下の信頼も厚くなる。
会議を開けば儲かると勘違いしている上司は、現場の部下を集めては結論が出ないような話をしたり、慣例だからと会議をするが、できる上司はこうした会議をなくして、必要な時だけ簡潔に会議を行うし、連絡事項などメールで済ませることができればそれで済ませてしまう。
儲ける仕事に集中できる時間を作り、儲けにならないことは極力避けるようにすれば、休みも取りやすく昇給もしやすくなる。ダラダラ会議、受け身の応対、できばえの良い会議資料、見栄えの良い会議のプレゼンスライドなどこれにかかった時間を儲ける仕事に振り向ければどれほど儲けが出るのだろう。