業績悪化の日本企業
内需型企業業績(建設、不動産、小売、サービスなど)は、少子高齢化によるマーケットの縮小によって業績が悪化しているし、外需型企業(自動車産業、貿易業など)は競争力の低下で業績が悪化している。ただ、デジタルやIT系の企業業績は伸びており産業の転換期にきている。
銀行や証券といった金融業はIT企業に買収され、小売業はネット販売に変わりつつあるし、支払はデジタル決済になりつつある。クレジットカードはスマホアプリに変わりつつあるし、車の性能は馬力からビッグデータを活用した自動運転に変わっている。レンタルDVD店はネット配信業者にとって代わられた。
20年前には想像もつかないことが現実に起こっている。あの大企業が?あの有名企業が?大躍進していたあの企業が?業績悪化で苦しんでいるというニュースが多くなっている。日本は少子高齢化で地方が疲弊しており地方から人口減少が加速してきて経済は縮小している。
世界を席巻していた日本企業が海外の新興企業に業績を奪われ、その地位を脅かされている。昭和後期に我が世の春を謳歌していた日本企業はIT化に出遅れ、海外の若い起業家の後塵を拝するようになった。大学入試偏重の教育制度が高度化した社会のニーズと乖離して若者は高度なITスキルを身につけられない。