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日本型雇用が日本をダメにした

 

日本企業が世界を席巻した頃、高度成長期で毎年増収増益を達成していた。会社は儲かるのでドンドン大きくなっていた。この時、終身雇用制度や年功序列制度は有効で、たくさんの新設部署や新設支店があり、管理職がたくさん必要な時期だった。

 

しかし、バブルが弾け減収減益になると終身雇用制度や年功序列制度は企業の足かせになる。会社が縮小されるのに、管理職が増えていく。小さな部署にたくさんの管理職がいて、稟議書や報告が増えたくさんの上司からたくさんの指示があり仕事に集中できない。

 

上司が多過ぎて仲の悪い上司がそれぞれ指示を出す。末端の社員はどの指示に従ったら良いのか判断に迷う。プライドが高いのに会社の儲けにならない行動や指示を出す上司に呆れて仕事にならない。こうして減収減益になり倒産している。

 

業績が下降しだし組織がダウンサイジングしなければならないのに、従来の組織を守ろうとする。従来の慣行を守ろうとして不必要な経費が増大するが、誰もそれを止めようとしない。幕末の身分制度のようにかたくなに守ろうとしている。

 

こうした儲けを出せない企業は暗い。従業員は暗い表情で仕事をしているしトイレは汚くごみが散乱している。オフィスは段ボールが山積みされていて食べ残しのお菓子などもある。これで仕事にヤル気を出せと言われても…覇気がなくなる。

 

 

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