よく休み、よく働く
日本人は働きすぎだとよく言われ、働き方改革で少しは良くなったがそれでも労働時間に縛られている人は多くいる。よく休みよく働いているドイツでは、休日や就業時間を過ぎれば電話やメールなどしてはいけないという法律があるので罰せられる。
日本では、退社しても休日でも上司から仕事の電話はかかってくるし、SNSでメッセージを送ってくるがドイツでそんなことをすればその上司は罰せられる。しかも、残業がないし労働時間は短い。それでも収入は良く、生活費に困ることはない。
労働環境を整えるために役員の半数以上は労働者が占めることが法律で定められているので、経営者側は労働者の意見を受け入れざるを得ない。内部告発しても苛めにあうことなどなく、労働環境は常に改善されている。
それを可能にしているのはドイツの教育制度で、日本のような画一的な教育ではなく、仕事に直結した実践的な職業訓練に近い教育が充実している。優秀な学生が5教科を勉強して東大に合格することを夢見ている日本とは大違いな国である。