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戦場で死ぬのが兵士の誉れ

 

カッコイイ表現だが、裏返せば戦場で生き残れば恥知らず、どうして死ななかった!と非難されることでもある。実際、特攻兵の生き残り、激戦での生き残り兵などは上官から非難され、自決に追い込まれる兵士もいた。

 

ビジネスの世界でもぶっ倒れるまで働くことが美徳とされ称賛されることもある。見習えと言わんばかりの指導をする方もいる。仕事疲れから心を病んでいる人は、根性が足らんと叱咤激励する様は帝国軍人のようだ。

 

兵士は戦場で死ぬためにあるのではなく、生きて戦うためにある。負け戦となればさっさと降伏し、生きる道を選ぶべきなのだ。ビジネスの世界でも、健康を害してまで働くことは美徳ではなく賞賛にも値しないバカな行為だ。

 

熱血指導と称して「馬鹿野郎!」「何してんだよ!」「それでも男か!」「田舎に帰れ!」などと罵声を浴びせることを自慢している上司の方もいるが、明らかなパワーハラスメントで絶対にやってはならない行為だ。

 

最近は、人出不足から部下であっても上司の指示を無視して辞められたら困るんだろう!と言わんばかりの横柄な態度で働く人もいる。会社に迷惑をかけることを喜びとしている従業員もいる。これもやってはならない行為に違いない。

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