あきらめが早くてビジネスに失敗
儲けていない会社に行くと暗い雰囲気で元気がない。社長は社員の愚痴を言い、社員は社長の愚痴を言い、お客様は社員の愚痴を言う。愚痴の連鎖がきちんとつながっている。儲けている会社はその逆で、誉め言葉や感謝の言葉が連鎖している。
儲けていない会社は商売の基本を忘れており、研修会や講演会に行って元気をもらってくるが仕事では今までと同じことしかできない。商売の基本は、現状からの脱却のために何をすべきか明確な目標を決めて期限と予算を決めて実行すること。
儲けていない飲食店では、どんなに暇でも手配り販促しない、清掃がおろそかになる、便所が汚い、バックヤードが汚い、新メニューの開発や従来のメニューの味を確認しないなどいくつか共通点がある。
お店が赤字なのは立地が悪いからだ、ライバル店ができたからだ、あいつがサボっているからだ、資金がないからだ、スタッフがいないからだ、店舗マネージャーが悪いからだなどお互いに言い訳探しに終始している。
飲食店ではどんなにお店が汚くても、ボロボロでも、おいしいとうならせる味のあるメニューがあれば、どんな立地でも、高い値段でもお客様は来てくださる。絶対的な強みのある商品やサービスの提供ができるかどうかが儲けの第一歩。
第二歩目は、どのようにしてお客様に美味しいと知らせるのかという宣伝告知手段を考えて実行すること。つまりは営業力が必要。チラシ、手配り販促、インスタグラム、雑誌の広告、テレビ取材を受けるなど…。
ビジネスは、そこで働く人にウキウキするほど楽しみがなければ儲けは出てこない。働きたくて働きたくてしかたがないと思うほど、仕事に楽しみがあるとき、一番会社は儲かっている。つまり、笑顔の連鎖がそこにある。