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広告は時代とともに変化する

戦後の昭和になると、どの家庭でも新聞を購読していたので、街中の人にお知らせするには新聞折り込み広告が一番効率よかった。街中の人が大売出しのチラシを楽しみにしていた。平成になると、新聞購読者数が減少し新聞折込チラシの効果が薄れてきている。折込チラシだけに頼る販促は時代遅れになっている。

 

昔からのチンドン屋は狭いエリアで通りすがりの人を惹きつけるにはもっとも効果があり、今でもチンドン屋は街の人気者で、イベントなどで見かけると寄ってみたくなる。大きな広告看板を持って立っている人、クーポン付チラシなどを手配りしている人など店員の顔が見える販促は今でも効果的な広告。

 

最近は、インターネットを使った広告が目立つようになった。パソコンではバナー広告が昔からあり、お店のホームページに自分の情報を登録しておけば安売りのメールが来たが、今ではスマートフォンのアプリでお知らせする方法が主役になっている。ラインにお店を友達登録するだけでクーポンが手に入る。

 

「インスタ映え」という言葉があるように、最近はインスタグラムというアプリに街の人が商品をアップして、それを見た人が「イイネ」ボタンをタップすることで、口コミ効果が広がり売り上げアップに大いに貢献するようになった。企業も、こうしたインスタグラムに投稿していただけるよう努力している。

 

ブランドショップの店員もお客様とライン友達になり、新商品の入荷、お客様が好きな洋服のお知らせ、洋服のメンテナンスの方法、お客様だけの割引のお知らせ(アプリのQRコードを見せれば割引価格で購入できる)、など販売方法も変わってきている。時代の変化に対応した企業業績は良い。

 

お店独自のアプリを使ってお客様にアピールする方法が、店舗のスタンプカードに代わり広がっている。この方法だと、どのお客様が何をいつ、いくらでご購入しているのかがわかるので、そのお客様の好みに応じてアプリを使って推奨商品をお知らせすることができる。また、決済もそのアプリで済ますことができる。

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