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人気商品を持たなければお店は繁盛しない

 

繁盛している飲食店には、繁盛する理由があり、他店より美味しいからで安いからではない。同じ中華であっても、あのお店は美味しいと評判が立てば行列ができているが、あのお店は安いからといって行列ができるほどのことはない。評判をたてるためにインスタグラムや雑誌に掲載されるなどの広告宣伝も大切。

 

しかし、一番大切なことはお客様の舌をうならせる味にできるかどうかで、そのための商品開発がもっとも大切。ラーメンならあの店、イタリアンならあの店、と言われるほどの味が出せるように努力しなければお店は繁盛しない。優れた料理人は、世界中を旅して味を追求している。

 

その勉強熱心さには頭が下がるが、それほどしなければ行列ができる飲食店は作れないということなのだろう。健康志向ブームの最近は、オーガニック(化学薬品がなかったころの農作で作られた食材)にこだわったレストランが大人気で、家庭料理でも化学調味料は使わなくなっている。

 

優れた料理人は、世界中を旅してうならせる食材、うならせる調味料、うならせる調理方法などを探している。有名レストランはもちろんのこと、一般家庭料理もいただく。自分のレシピに変化を持たせて、お客様にいつも斬新で新鮮なアイデア料理を振舞い、お客様の驚きと感動を手にしたいと思っている。

 

僕は自分で産直市場に行って食材を購入し、自分で基本的な調味料だけで調理して食べている。ほとんど外食しないが、外食するなら健康に配慮して美味しくいただけて、自分が驚くような調理をしている飲食店が良い。食材からこだわっているので、値段は高いがその価値はあると思えるお店を選んでいる。

 

田舎では町おこしに行政も悩んでいる。古い町家を改築してレストランにしているが、ほとんど調理できない方がやっていたり、珈琲などを出してくれるカフェも美味しいと唸らせる味ではなかったり、ジュースも市販のものを入れるだけ。地元の方も行かず、これでは繁盛店にならない。

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