見えているものも見えなくなる
僕はパソコンやタブレット、スマートフォンなどのIT機器の操作説明をしている。日々進化するIT機器操作はそれにつれて日々変化しているので勉強するのは大変。機器だけでなく通信方法や料金設定なども日々変化している。その進歩の速さには驚くばかり。
自分が知っている範囲で説明しようとするとすでに陳腐化しており、今は別の方法や料金に代わっていることもある。知っているからと昔の知識を披露すれば、多くの方にご迷惑をおかけすることになる。そのため、いつもチームを組んでいろいろ情報を集め、アドバイスをいただいている。
教えてくださるのは平社員で、創業社長の僕に遠慮なく説明の変更点をズバズバついてくださる。操作や機能説明の録画しているときは、間違いはなくても言い方がよくわからないからもう一度と再集録を要求される。素直な気持ちを失くせば馬鹿にするなと怒鳴っているだろう。
目上の人になれば、目下の人からの注意やアドバイスは受け入れがたいものがあるが、それができなければ日々の変化についていけず、いっしょに仕事もできない。若者たちの歯に衣着せぬ物言いがあればこそ僕は、間違いなく説明ができるし、わかりやすい説明もできている。
社長さんの集まりに行くと例え取締役であっても上から目線で傲慢な態度をとっている方に出くわす。社長さん同士なら売り上げで自慢話に花が咲くし、ゴルフやリゾートホテルなどの自慢話に花が咲いている。部下には横柄な態度をとるのが社長の務めだと思っている。