社会人となると昇給してできるだけ高額な給与を貰いたいと思うが、今の会社は長く働いているだけでは昇給幅が小さいかなしということもあり得る。何しろ、同一労働同一賃金なのだから同じ仕事をしているのなら同じ賃金にしないと労働監督署などから行政指導が入りかねない。

 

全く同じ仕事をしている新人とベテラン社員がいて給与に差があると、新人が労働監督署に行って、同一労働同一賃金なのに理不尽だと訴える時代なのだ。入社した社員を行政も納得させる昇給を果たすにはそのスタッフが前年よりもこれだけより多くの儲けを出していると証明しなければならない。

 

仕事を処理するスキルが優れている、より多くのお客様に対応している、より多くの売り上げを出している、より多くのスタッフを育成しているなど、行政指導の担当者が納得する材料を提示できなければ、社長がどんなに昇給したくても昇給は難しい。働く人の商才が求められる。

 

実績がない状態で転職してもより多くの給料がもらえる仕事に就ける人はほとんどいない。どこに就職しても実績がなければきつい仕事でもない限りより多くの給料がもらえる仕事はない。過去の実績があっても仕事の内容によっては評価されないこともある。高収入を得るのは難しい時代だからこそ商才が必要。