社長に逆らえばクビが飛ぶ
労働者の多くは非上場企業に勤めている。非上場企業では大株主が社長自身であることが多く、社長は全権を握っている最高権力者でもある。社長に逆らえばクビが飛ぶのは世の常だが、中間管理職の中には仕事ができるため、社長に逆らって派閥を作る人もいる。
こうした派閥は、いつかは社長の派閥と対立するときが来て社長の指示で降格、移動、退職勧告などの処分になることが多い。派閥に属する部下もまた、同じような処分に苦しむが、それは社長自身も同じこと。仕事のできる部署の責任者を処分するのは辛い。
会社は、社長を中心に回すべきで、自分と意見が食い違っていれば社長が納得するまできちんと説明するか、社長の意向に沿った業務を遂行するか、退職するかしか選択肢はなく、逆らって仕事を行い続けるのは、双方にストレスを溜めこんでいくため、いつかは悲劇的な結末になる。
社長は、中間管理職よりも責任ある立場で物事を考えなければならない。従業員の昇給を如何にして確保するか?会社の将来をどのように考えるか?そのための事業計画や資金繰りはどうするのか?管理職では考えもしないことまで熟慮して、事業部の未来を描く。そのため、管理職の方と考えが違ってくる。
社長は現場のことを何もわかっていないと思い込んで、社長に逆らって現場に指示を出している。儲かっているときは黙っていても、如何に儲け続けていても社長に逆らって、自分を信じて黙っていればよいという態度では怒らせてしまう。
放置すれば、管理職のやりたい放題になることを危惧して、やむにやまれず頑張っているが聞きわけのない管理職を処分する。双方にとってこれほど辛いことはないだろう。会社は、社長を中心に一致団結してこそ皆が明るく、楽しく、元気よく働ける。