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お客様は黙って去っていく

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新装開店のときは多くのお客様が訪れて繁盛していたのに、翌年はお客様もまばらになり、数年でお店をたたんでしまっているのを見かけることがある。商売繁盛の時に、お客様のためになることをやっていなかったせいだろう。多くのお客様はどんなに不満があっても黙ってお店から離れていく。僕も、不満を口に出さないで別のお店にかえて気分一新している。

 

買いたい商品がないお店が流行らないのは勿論だが、売れ筋の商品を置いていても接客態度が悪かったりして売れなくなっているお店もある。購入時点では、ニコニコしていたのに、購入した商品に欠陥があるというと途端に態度を変えてしまうお店。購入したときは、キチンとセッティングしてお送りしますと言っていたのにこうした事をせずに送ったり…。

 

レジ前の列に並んでいたのに、割り込んできたお客様を優先してレジを平気で済ませてしまう店員、レストランの前で名前を書いて待っていたのに、いつまでたっても呼んでくれない店員、診察予約をして時間通りに病院に行ったのに2時間以上も待たされてやっと診察なのに悪びれることのない医師や看護婦…こうしたことはよくある出来事だがチョッとした工夫で回避できる。

 

自分たちの都合で商売をしているとお客様の視点を忘れてしまい、お客様は黙ってそのお店から去っていく。商売が傾きだしてから反省して、お客様のためになる改革を推進してもすでに手遅れで、一度離れたお客様の信頼を得るのは至難の業。いつも、お客様にご不便なことはないか?チョッとした工夫と勉強で、よりお客様が喜ばれるのであれば、積極的に改革すべきだろう。

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