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仕事のプロ意識

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街には多くの飲食店があるのに、行列ができて儲かっているお店と、まったくお客様が入らない赤字のお店がはっきりしている。赤字のお店の経営者は、ヤル気がなく自分の料理にいい加減で研究しようとしないか、頑張っているけれども自分の料理が、お客様から観て美味しくないかである。

 

仕事でのプロ意識は自己満足ではなく、お客様に美味しいと評価されるよう幾つになっても日々の努力を惜しまないことだろう。いつも、新鮮な食材、斬新な調理法、素敵な盛り付け方や器、お店のインテリア、お店の立地や清掃など、ことこまかく気を配り、お客様の満足を追い求めている意識。

 

当たり前のことを高いレベルで完成させていく姿勢。より素晴らしいお店に行き、そこから真剣に学ぼうとする姿勢。自分に満足せず、更に成長しようと変化を恐れない姿勢。自分のお店で働く人が一本立ちできるように指導育成する姿勢。厳しい批評もあえて受け入れる姿勢。そんな姿勢こそがプロを育てる。

 

僕はパソコン教室「わかるとできる」を創業して17年になるが、今でも仕事が終わり家にいても毎夜、新しいことを学び、明日の予習を行い、仕事ではどんなに自信があろうとも手抜きをしない。キーボード操作のようなもうわかっているようなことであるほど、手抜きせずにより勉強する。

 

お客様に満足していただくには、送り手のこちらの姿勢がとても大切で、チョッと油断してもお客様は瞬時にそれを感じているもの。その積み重ねは、業績の悪化となって跳ね返ってくるのが仕事の世界。まあ大丈夫だろうという手抜き仕事は、管理職になるほどやりやすいが、それが命取りになっていく。

 

誰かのせいにするのではなく、社会のせいにするでもなく、自分の反省材料として仕事に真摯に取り組んでいけば、プロ意識という観えない評価が業績に大きな役割を果たしていることを実感する。安月給で甘んじているのも、すべては自身の意識の評価。高給取りになりたければ、プロ意識がそうさせてくれる。

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