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経営者は従業員の幸せを創るのが仕事

門司港駅

金儲けが経営者の仕事で、金を儲けて贅沢して何が悪いと豪語する方も多くいます。俺は、これだけ儲けたのだから、最高級マンションに住み、最高級レストランで食事をして、最高級車に乗り、最高級ブランド品で身をかためる。そうして経営者仲間から注目され、尊敬を集め、君たちもこうなれるとアドバイスして贅沢を楽しむ。法人会の集まりに行くと、こうした方が多くいて、贅沢な生活を自慢し合っています。

 

僕は、こうした経営者の集まりにはほとんど参加せず、贅沢はせず、夜8時になると近くのスーパーに行って安くなった見切り商品を買い、明日の食材にして自分で調理したり、ユニクロのクーポンを使って下着を買ったり、無印良品の10%割引セールまで待って寝具や家具を買ったり、ネットで特売になった古着を買ったり、8年間車検を受け続けて10万キロを超えたワンボックスに乗り続けたりしている。

 

質素倹約に努めて資金を会社にプールして、従業員のために、加盟してくださる方のためにひたすら仕事をしているのが楽しく、嬉しく、生きがいを感じている。入社した社員が結婚し、子供ができ、マンションを買い、ご家族で幸せに暮らしている姿を観ると、自分は幸せだなとつくづく感じる。その喜びは贅沢で身を包んでも感じられない。人は人を幸せにしてこそ最高の幸せを感じるのだと思う。

 

こんな話を経営者の方にすると「あれだけお金があるのだから贅沢したらどうです。あんたは、何故そんなに我慢するの?」と聞かれるが、僕は我慢だと思ったことがない。僕を信じて、僕と一緒になって、喜んで汗を流して働いてくださる人と、いっしょにいられることが素晴らしい日々だと感じている。彼らのためにも贅沢をせず、資金を蓄えて万が一の時は使えるように残しておこうと思う。

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