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同じ釜の飯を食った仲間

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世界中、どこに行ってもいっしょに食事をした人同士は仲良くなりやすい。特に、いっしょにお酒を飲んで肩を組んでダンスをしたり歌をうたったりしているとより親近感がわく。仕事仲間として認められるには、上司や同僚と一緒に食事をするのがいちばんであることに変わりはない。

 

僕も若い頃は、仕事仲間と一緒によく食事をして深夜・早朝まで話し合った。毎回、同じ話ばかりでお互いに褒め合うことしかしない。それでも、お互いに嬉しく、心から信頼できる仲間だと感じることができた。どんなに仕事で失敗してもフォローしてやろうと思った。

 

ただ、こうした仲間内の連帯感は、部下のいない社員が失敗した時にはフォローしても通用するが、失敗する本人が管理職の場合、フォローするとそれで困っていたその人の部下からの信頼を失くして、会社が閉塞感に包まれ末端社員は反抗的になる。

 

末端社員は、お客様との接点で働いてくださっているので、彼らのヤル気を削ぐことは、業績を下げるということになる。こうした場合、どんなにこれまで貢献してくださった社員でも、失敗はキチンと誰もがわかるように注意して皆が納得するように行動しなければならない。

 

ただ、管理職になった仲間をどのようにして注意するかは頭の痛い問題で、部下に信頼されていると勘違いしている上司には理解できないことなのではないだろうか?人は、反省を失くして没落しているが、その過程では人に対して偉そうな態度が目立ってくる。

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