環境の変化に対応できたものだけが生き残る
「種の起源」で進化論を説いたダーウィンは、「強い者、頭の良い者が生き残るのではない。変化するものが生き残る。」と書いています。ゲームで一世を風靡したニンテンドーやグリー、カタログ通販で有名なニッセン、家電量販店のヤマダ電機、総合スーパー、大型書店、大規模衣料品店や家具店、大規模家電メーカーなどが業績悪化で苦しんでいます。
大企業や上場企業になれば、信用や資金力や優秀な人材が集まり、安定した経営ができると信じられてきた価値観が揺らいでいます。今のようなネット時代では、小回りの利くニッチなニーズに細かく対応できる少人数の企業の方が好業績になりやすい時代になりました。パソコンやスマートフォンで検索して、欲しいモノを世界中から探せるようになりました。
これまで、妥協してお買い物をし、利用していたサービスが妥協されなくなり、本当に欲しいモノやサービスを提供できるところしか利用しない時代になりました。同じ商品であれば、日本中で一番安いお店を検索して購入するし、欲しい商品であれば世界中から検索して購入できるようになりました。21世紀の消費者は妥協することが少なくなってきたのです。
大量生産、大量消費の時代から、多品種少量生産の時代へと変化し、更に今は、個別注文に応じられるオーダーメイドの時代へと変化しています。高級ブランドから無名でも自分のこだわりに応えてくれるオーダーメイドへと変化しています。家具や食器、洋服や雑貨、インテリアや家、車やレストラン、教育ですらITの時代ではオーダーメイドになってきています。