経営者は直接お客様に接する訳ではなく、従業員が直接お客様に接して利益を生んでくださっている。その従業員からの慕われ度こそが業績に影響するのは当たり前のこと。従業員から慕われる経営者であろうと努力せず、業績は従業員次第だと彼らに原因を求めている経営者は多い。

 

自社の業績不振を自分に原因があると思えない経営者は、その原因を自分以外に求めてしまう。誰かに当たっていることでストレスを解消しようとするが、嫌われて自分を落とすだけのことなので、余計に業績を落としてしまう。そんな態度で従業員からの慕われ度が増すことはない。

 

従業員に向かって、「どうしてできないの？」と話しているが、自分自身反省できない姿を従業員に映しているだけのこと。従業員からの慕われ度を増すには、人間的な成長しかない。多くの成功者に共通している従業員からの慕われ度の高い経営者は感情的でなく愚痴や不満を語らず、いつも笑顔で感謝の言葉を誰に対してもかけており謙虚で質素で平常心を失くさない。