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映像教材制作チームの苦労

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最近の映画やテレビドラマの製作は、視聴者の反応を観てシナリオ作成を変更する。観客動員数が増えるように、地方の小さな劇場で上映して反響を分析検証して映画のシナリヲは変更されるし、テレビドラマは第1作を放映した印象を分析検証してシナリヲ変更する。シナリオライターは、大変な作業をこなさなければならなくなっている。

 

「わかるとできる」パソコン教室で使われる映像授業は、かつては、映像のシナリヲを制作して僕が変更を加えて講義していたが、昨年からできるだけ早く教室にお届けするように教材製作スタッフが最初にテキストを制作する。これで、2ヶ月は早く教室にお届けできるようになった。

 

ただ、教材製作スタッフが製作してくださったテキストを使って講義するときに、僕が勝手に順序を入れ替えてしまうことがあるし、1時間分の講義内容を2時間にしてしまうこともある。自分が生徒になったつもりで、僕ならこういう順序で教えて欲しいと思うからだが、これが大変な事態を引き起こす。

 

テキストは何度も見直しするので、調べやすいように章立てにして構成しているが、教える方はメールに写真を添付してすぐに送りたいだろうなどと思い講義するので、章が交錯してしまう。僕が良かれと思ったことで受講する生徒様、サポートするインストラクターからテキストがわかり辛いと言われ、そのまま教材製作チームに伝えられる。

 

彼らは、現場の皆さんにただ平謝りで次の講義のテキスト制作に取り掛かるが、僕の気ままにどう付き合えば良いのか?途方に暮れてしまう。僕は、たいへんな迷惑をかけていることを反省して、できるかぎりテキスト通りに講義を行うようにしているが、講義時間の延長だけは許していただいている。

 

OSOfficeの更新期間は短くなっているので、シナリヲを作成しておき、講義してからテキストを作成していれば、2か月遅れとなってタイミングを逃してしまう。教材製作チームに多大な苦労をかけながら、僕はテキストの製作をお願いし続けている。直営スタッフから幾人か教材製作チームに加わっていただいたこともあるが、現場に戻りたいと直訴されるほど厳しい現場である。

 

いつも、申し訳ないと思いながら、スタジオではディレクターをしてくださっている植田専務と厳しいやり取りがある。植田専務は、僕の我が儘と教材製作チームの間に入って、どちらの選択肢が良いのかを判断してもらっているが、どちらもたてるわけにいかず苦労されている。何とも我が儘の僕に付き合ってくださっている素晴らしき仲間たちである。

 

 

 

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