こんな社長が日本を滅ぼす
ダメな社長は、会社は自分のものと考えていますし、社員は金もうけの道具ぐらいにしか思っていないので感情的に叱りつけることなど平気です。おれの稼いだ金でベンツなどの高級車に乗って何が悪いと思い込んでいますし、おれは仕事ができるしセンスがあると法人会仲間には自慢しています。
昼前に会社に来て、夕方には「お先に」と帰る社長さんは中小零細企業の社長さんに多いですし、予定表はゴルフとセミナーと夜の接待の予定から先に埋めていきます。公私混同は甚だ激しく、会社の金で私物を買い家族で旅行や食事をすることなど平気です。仕事はしなくてもJCとロータリーやセミナーは欠かしません。
午前中は前日のお付き合いで、二日酔いになり仕事にならないですし、企業理念は従業員に押し付けて、自分は蚊帳の外です。妬みの気持ちを持ち、誰に対しても悪口愚痴のオンパレードで、傲慢でわがままで自己中心的です。自己肥大してなんでも自己正当化しますし、人の話はまったく聞かないし、仕事で努力をしない。
欧米でも、こうした社長さんはいます。自分は従業員数百人分もの給与を貰っていながら数千人ものリストラを断行して平気ですし、自分の給与は下げるどころか、リストラによって自社の株価が上昇したからボーナスを貰っています。世界の長者番付に載りながら、自社の従業員を低賃金で働かせていることを自慢しています。