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中小零細企業の社長は大社長の真似をしたがる

人には見栄を張るという欲があり、人より素敵な服を着たい、豪華な暮らしがしたい、高価な車に乗りたい、高級レストランで食事をしてみたい、宝飾品を身に着けて自慢してみたい、有名大学に進学してみたい、お金持ちになりたい、・・・見栄は向上心につながることもあれば、経済を押し上げる原動力にもなる。

中小零細企業の社長は、少しでも自慢したくなり、「去年は、1億円儲けました」などと、利益と売り上げを混同するように言ってみたり、高級車に乗って法人会に来てみたり、ブランド品を身に着けて自慢してみたり、大会社の社長のように振る舞いたい、勘違いされたいという欲望を持っている。

社長業も現場に出るのではなく、大企業の社長のように社長室に閉じこもって仕事をしていると自慢しているが、社長室は会社のお金で購入しているマンション、高級車は会社のお金で購入した社用車、仕事には何の役にも立たない経営者セミナーの費用は会社のお金で支払っているため、従業員に経理を任せられない。

たったひとつの工場や店舗しかない、中小零細企業の社長がそんなことをして会社が続くわけがない。従業員の反感を買って業績は低迷しているのに、自分は経営コンサルタントに従業員がバカだと相談している。経営コンサルタントはお金をもらっているので、社長がバカだとは言わない。

中小零細企業が好業績を出すには、社長自ら第一線で働いて、従業員に「凄い働きっぷりだ!」と感心させなければならないし、猛烈に働いて技術や営業力を磨かなければ倒産する。大企業にのし上がった社長様は、みんな中小零細企業の社長の頃は、汗にまみれて、必死になって従業員の先頭に立って働いていた。

京セラの稲盛さん、日本電産の永守さん、日本を代表する社長だけでなく、アップルやマイクロソフトだって創業時は、社長が現場の第一線で先頭に立って必死になって働いていた。社長の自宅にこもって経理の仕事をしてのし上がりましたなどという話は聞いたことがない。それでも、大企業の社長の真似をする中小零細企業の社長様は後を絶たない。

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