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大きな耳、小さな口、優しい目

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企業経営者や幹部社員はともすれば、小さな耳、大きな口、厳しい目で部下を観るが、それでは部下は恐怖心を持つようになり、心からやろうと思ってくださらない。やらされているという状態で好業績は維持できない。部下の意見をよく聞き、受け入れるべきは素直に受け入れ、上からの物言いをしないようにして、できるだけ口を挟まない。それでいて、いつも優しい目を部下に向け、全責任は自分が取る。

 

仕事に誇りを持ち、会社が大好きで、仲間を大切にしたいと思っていただくには、企業経営者が従業員から慕われる存在でなければならない。企業経営者が従業員から好かれる存在になろうと努力していれば、従業員は必ずそれに応えてくださるが、企業経営者が、従業員を悪く言うようになれば、従業員も企業経営者を悪く言うようになる。

 

指導してやらねばわからないのではなく、いっしょに汗をかいてみなければわからない。研修してやらねば動かないのではなく、意見をよく聞き、いっしょに悩んで、いっしょにやらねば動かない。どこかのセミナーの受け売りでは、現場で働く人は動かない。心から従業員を愛して、心から彼らの幸福を願い、心から彼らに尽くす姿勢がなければ、彼らは心から働いてくださらない。

 

ついつい、上にいる人は、指導してやらねばと思いがちだが、指導には見守りが必要で、見守りができて、戸惑っている姿を観て、ホンの少しだけアドバイスし、笑顔を絶やさずやってみせて安心させ、やらせてみせて笑顔で褒めてあげることで自信を付けさせるようにしていくことが大切。そこにあるのは従業員といっしょに人生を豊かなものに創る愛情。

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