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最新兵器はAI無人化

 

現代の戦争では、ドローンが大きな戦果をあげています。超高速ミサイルよりもAIドローン、魚雷よりも水中や水上ドローン、有人偵察機よりも無人偵察ドローン、そして、歩兵よりもAI歩兵ロボットがこれからの主役になりそうです。

 

兵器や兵士の無人化は、戦争そのものを変えてしまいます。人と人とが殺しあうのではなく、今は無人兵器と人の殺し合いですが、その後は、無人兵器と無人兵器の潰しあいになります。テロも無人化されてよりピンポイントで行われるようになります。

 

核兵器も小型化され、都市を1発で破壊できるようなものより、数百メートル範囲を破壊するような超小型核兵器で無人兵器化されます。小銃も安全装置が指紋や顔認証になり、レーザーデジタル照準器が搭載され無駄玉を失くしていきます。

 

兵士が乗る戦車はなくなり、無人AI戦車がそれぞれのユニットを交換するだけで、多用途化されます。砲弾にも翼がついて目標を修正する機能が付きます。兵器はどんどん小型化され持ち運びが便利になります。

 

現代兵器を兵士が学習して使えるようにするには、かなり長時間の訓練が必要になりますが、負傷したり戦死したりすれば補充が大変です。パイロットなどは簡単に補充できません。しかも、少子高齢化で兵士の募集は難しい時代です。

 

無人兵器の開発には、莫大な費用がかかりますが、軍事費から捻出されるので企業は開発して販売すれば巨額の投資に見合う収益を上げることができます。その技術は、民間利用に転用されます。パソコンやインターネットもそうでした。

 

残念ながら、最新の技術は兵器開発から生まれたものが多く、これからも宇宙に軍事衛星を飛ばしていく時代ですから、宇宙開発は軍需産業から最先端になり、その後、民事用に使われるようになります。日本の技術開発が遅れる理由のひとつです。

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