短気は損気
チョッと気に入らないことがあるとすぐに怒り出す短気な人がいる。いちど気分を害するといつまでも同じことを繰り返して怒っている。あまりにも同じことを繰り返して話し怒っているので周りの人がうんざりして聞いているが、怒っている人はそのことに気が付かない。
短気な人は、自分が想定している行動を相手がしないとき、自分の想定外の出来事が起こったときに気分を害し、いつまでも気分を害するままでいることが多い。まるで、呑んだくれている人がいつまでも同じことを繰り返して話しているのと同じ状態。脳内では、いつまでもループしている状態。
自分が期待しているように相手が行動してくださることなど余程の事でない限りありえない。それなのに、相手が期待通りのことをしてくれるといつまで経っても思っている。だから怒りを感じてしまうのは、自分の勘違いで、大切なことは、どうして相手が自分の期待した行動がとれないかを分析すること。
分析すれば、原因と対策がわかり対処することもできる。こうして自分の感情をコントロールすることができれば多くの人から素敵な人だと言われるようになる。自分が期待しているように行動していただくために、自分は何をするべきなのかがわかれば自分の成長につながる。
いつまでも怒りをあらわにしているのはみっともない。大人になれば嫌われる原因でしかない。怒りのきっかけを誰かれなく話しては、怒っていることを強調する姿勢は大人げない。相手の立場になって考えてみることができないことも多い。年配になり、誰からも注意されなくなれば益々頑固になる。要注意だろう。