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選挙の仕方が変わった

 

かつては、経営者の団体、法人会、JA、労働組合、宗教団体など多くの会員を集めている団体に投票をお願いしていたが、どうやらそうした団体はあまり集票力がなく、浮動票が大きな存在となり、その浮動票を集めるにはYouTube、Instagram、Facebook、XといったSNSが大きな存在となっている。

 

昭和の時代、自民党は企業経営者、労働組合は社会党、などそれぞれの支持団体があっての選挙で当選していたが、企業経営者の入れ替わり、労働組合の会員数の減少、宗教団体の老齢化などで集票力がなくなっている。そこに若い世代の台頭で彼らはこうしたしがらみを嫌う。しがらみのない若い政党を支持する。

 

遊説場所に行って話を聞かなくても、SNSで自分の空き時間に好きな場所で聞くことができる。他の候補者との比較検証もできるし、その党が何を目標にしているのかもわかる。SNSで人気を博した候補者が何の支持団体もないのに当選する時代になった。これまでになかったことだ。

 

ただ、残念なことに他の候補を非難中傷する動画も多く、こうした非難中傷ごっこはみっともないと思う。相手を責めることで優位に立とうとする政治家は多いが、自分の主張だけで相手を責めるのをやめてもイイのではないだろうか。言葉の切れ端をもって相手を責める、ゴシップネタをもって相手を責める…日本はそんな国ではない。

 

 

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