コンピューターは検索が得意
官庁など行政の書類が隠蔽されていたとするニュースが流れており、探したがその時は見つからなかったとの答弁を聞いて驚いた。公文書の書き換えなども国会答弁で行われているが、問題解決には電子書籍化するのが一番だと思う。何しろ、コンピューターは検索が得意で、人がするよりもはるかに速く正確。
政府は長年、電子政府を目指しているのにいっこうに進む気配がないのは、見られたら困る、探したがないと言いたいという人間の欲が原因だろう。国会議員の皆さんも、今後こうしたことが起こらないように電子書籍化をすぐに実行しましょうという解決策の質疑応答はなく、ただ相手を責めるばかり。
問題発覚→原因究明→解決策→予算と期限 ビジネスの世界では常識だが、行政の世界では原因究明と責任はだれにあるのかということばかりで、解決策の話は一切ない。どうやら、責任追及をすれば民衆は、今の行政のトップを信頼しなくなり自分たちが有利になると思っているかのよう。
最高学府を卒業し、エリートとして日本をけん引する行政官や政治家が相手の非を責めることに終始して、改善策を提案しない。少子高齢化の日本が世界から遅れている教育制度の見直しや天下り、規制改革などはほとんど話題に上らない。どうにも権力争いや保身に走っていると映ってしまう。