最近の電話勧誘は080ではじまる携帯電話で、大手の業者を名乗って信頼させておき、安くなるとかお得だとか安心させて、今すぐFAXで契約書を送りますから署名捺印してFAXで、今すぐに送り返してくださいというもの。

 

おかしいと思って、080の相手先に電話しても通じないような設定になっている。8日間、相手と話ができなければクーリングオフの期間も過ぎて契約が成立する。例えば、ある会社が商品を販売するときに営業専門の会社に委託する。

 

この会社は、1契約ごとに成立代金を受け取るようになっている。外注先の営業会社は請負なので、どんな手を使ってでも契約に持ち込みたい。そこで、営業マンから電話できても、お客様からの電話は通じない設定にしている。

 

こうした場合、クーリングオフにするには契約先の会社に直接電話して、事情を説明して解約するか、内容証明郵便で解約理由を書いて出せば8日目の郵便局での発送であっても有効になる。相手方の理由にかかわらず解約できる。

 

マンション販売、リフォーム販売、プロバイダー販売、薬販売、未上場株の販売、化粧品販売などあらゆる商品がこうした電話勧誘によって契約させられている。泣き寝入りせずに粘り強く対処して欲しい。