政治家は周辺諸国との領土争いを利用する
1945年8月15日、ポツダム宣言受諾を国民に知らせてポツダム宣言を受け入れた日を終戦記念日としているが、9月2日横須賀沖のアメリカ戦艦ミズーリ号上で降伏文書の調印式が行われた日をもって終戦だと主張し、それまでに進軍した領土は自国にあると主張するする国もある。
自国民の兵士の血でもって勝ち取った領土は、外交などで離すことはないと断言して、自国民を鼓舞するのは政治家の常とう手段。ひとつの島を巡って領土争いをしている時に、近隣国から攻められる恐れが生じると、仲良くしたいと言ってくるのは、自国が攻められて被害を拡大しないようにするため。
ほとんどの国民が観たことも行ったこともないちっぽけな島や岩礁を巡って主権を主張しあい、せめぎ合うようになると沸点達して、どこかの時点で戦闘状態になり、それぞれが負けてはならじと攻撃を繰り返していけば国家の総力を挙げての戦闘になっていく。平和な暮らしを失くして、多くの肉親や友人を失くしてまでもやらねばならないことなのか?
戦争は、チョッとした紛争から始まり、感情的になって相手を人とは見ずに敵を見なして自国の主張が正しいと強引に納得させるべく、殺戮の限りを繰り返していくことを愛国心だと主張し、戦争やむなしと言い切る政治家によって始まるが、終結はそれ以上に難しい。
戦時国際法を無視した二度の原爆の被害を受けて、世界の常識からは逸脱している平和憲法を順守している日本国民は、戦争をやむなしとせず、平和を希求することを世界に訴えることができる。平和を守るには、諸国に軍備を持たせず国連軍を創設して国際紛争は、国連軍に一任することが大切。