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中産階級こそが国家の繁栄を担っている

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好景気とは、商売の取引が盛んに行われ,金まわりがよいこと。つまり、物がよく売れてお金が頻繁に循環している状態。100人の人がいて、ひとりが9,010万円を持ち、99人が10万円を持っているとき(富が集中しているとき)と100人がそれぞれ100万円を持っているとき(富が分配されているとき)で比べてみよう。

 

生活必需品に使う金額は、貧富の差に大きく左右されないので、1ヶ月10万円とすると、100人では1千万円。チョッと収入が増えて贅沢ができるようになると1ヶ月40万円ほど出費するとすれば、富が集中しているときの100人の総支出は、40万円+10万円×99人=1030万円になる。

 

富が分散されているときは、100人がそれぞれ40万円使うので、40万円×100人=4千万円。富が集中しているときと比べて、実に4倍近いお金が循環することになる。好景気とは物がよく売れてお金が頻繁に循環している状態なので、富が分散されているときの方が好景気となる。

 

中産階級に富が分配されるようにしているときは好景気となり、富が富裕層に集中しているときは不景気になるのは、こうしたモデルで理解できる。中産階級の可処分所得を上げることは国家に繁栄をもたらし、富裕層に更なる富をもたらすが、富裕層は高額納税を嫌うが、その行為は自分で自分の首を絞めているようなものだと思う。

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