高齢者にもAIが必要な時代
AIというと若い人が使う難しいものだと思われがちだが、むしろ高齢者にこそ必要な道具になりつつある。目が見えにくくなったり、物忘れが増えたり、長い文章を書くのが億劫になったりしても、AIはそれを補ってくれる。たとえば、わからない言葉をすぐに説明してくれたり、文章を整えてくれたり、調べものを短時間で済ませてくれたりする。年齢を重ねるほど、こうした助けはありがたい。
高齢になると、役所の手続き、病院の予約、スマホの設定、ネットでの買い物など、便利になったはずの社会が逆に難しく感じることも多い。そんなときAIに尋ねれば、難しい説明をやさしい言葉で言い換えてくれる。家族や知人に何度も聞きにくいことでも、気兼ねなく相談できるのも良いところだ。人との会話が減りがちな年代だからこそ、AIが相談相手の一つになる意味は大きい。
また、これからの時代は、高齢者が働き続けるためにもAIの知識が武器になる。これまで培ってきた経験や判断力は高齢者の強みだが、それを言葉や資料にまとめるのは骨が折れる。AIを使えば、頭の中にある考えを整理し、提案文や報告書、案内文などを短時間で形にできる。つまり、経験は人間、作業の補助はAIという組み合わせができれば、高齢者でもまだまだ社会で活躍できる。
もちろん、AIの答えをそのまま鵜呑みにしてはいけない。間違いもあるし、最後に判断するのは自分自身である。しかし、電卓やパソコンがそうであったように、便利な道具は使う人を助けてくれる。高齢だからこそ新しいものを避けるのではなく、高齢だからこそ自分を助けてくれる道具としてAIを使ってみる。その姿勢が、これからの人生をより楽にし、より豊かにしてくれるのだと思う。


