テレビ離れが加速している
今や若者はテレビを観ないが、70歳になる僕もめっきりテレビを観ないようになった。代わりにネット配信の動画などを観るようになった。ど素人の方の動画は編集が優れていないことが多いが、魅力的でスポンサーがいないのでお世辞がない本音が満載。
トレッキングでも、ここには駐車場がないとか、ここの茶店はうどんが朝なら注文できるとか、この店は美味しくないとか、あからさまに本音の情報を発信してくれる。ここで道を間違いやすいとかトイレはここにしかないとか、放送時間に縛られない制作をしている。
ユーチューブでは、玄人や企業だけでなく、誰でも動画を投稿できるのでテレビより番組が圧倒的に多い。タレントがディレクターの企画通りに動くのと違って、普通の人が体験してきたことを動画で紹介してくれるので、観ていて惹きつけられるものが多い。
教育の動画でも、文部省や上司に影響されないので、自分の思ったことを思うように講義できる。教科書のような説明でなく、自分が調べたことや見解や考察を交えることもできる。テレビでは、有名教授の退屈な講義があり眠気をもよおすがネットには講師がたくさんいるので切り替えがきく。
テレビの娯楽番組は当たり障りのないことを話すようにしなければスポンサーが降りてしまうが、ネットではそれがない。タレントよりも解説がうまい素人、芸がうまい素人、知識が豊富な素人がたくさんいて彼らが動画をアップしている。テレビはどんなに頑張っても追いつけない。