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ポストコロナ(コロナ後の世界)

 

2019年までの日本は海外からの観光客でにぎわい、ホテル、物販、飲食、イベントなど軒並み好調に業績が推移していた。求人しても人が集まらない売り手市場で、すぐに就職できた。就職条件もえり好みできる環境だった。2021年からはこうした時代に戻ることがない世界になる。

 

非接触、非対面が求められ、現金を触ることさえはばかられるようになった。世界中で一気に進んだデジタル化、ロボット化、ビッグデータとAIの活用、スマホアプリの開発とサービス…従来、人がやっていた仕事をパソコンやスマートフォン、それにロボットが代わるようになった。

 

飲食店では、予約、注文、支払はスマホ、商品は宅配かロボットが配送してくれる。ホテルでも予約やフロントでのチェックイン、支払はスマホ、荷物は宅配かロボットがしてくれる。駅でもみどりの窓口が自販機になり、予約や販売はスマホ、スマホをかざして電車に乗り移動するようになった。

 

洋品店でも商品は見本になりサイズや色味はスマホで注文するようになった。お店で買うこともできるが店員はスマホで購入することを勧めるようになった。家電もネットで検索してメールでやり取りして注文し、支払はネットで済ませるようになった。搬入や設置もしてくれる。

 

テレワークが普及して、毎日出社することがないサラリーマンの住まいは、都心から離れたプチ郊外になり、テレワークできるワークボックスがモールにできるようになった。営業活動は足からネットに代わり、オンライン会議が当たり前になった。本社ビルを売却して郊外に移転する企業も増えている。

 

かつてのレコード店がなくなったように、多くのお店がなくなりかつての賑わいはなくなる。人々はパソコンやスマートフォンを使ってより便利なサービスを受けるようになり、仕事の仕方も働き方も大きく変わる。産業の転換期には労働者の配置転換も行われるが、今回はITスキルが求められる。

 

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