デジタル社会で働く
1918年から2年半世界中に広まったスペイン風邪の時、世界中で5億人が感染し5000万人が死亡したと言われている。今回のコロナウイルスも1年程度では収束しないとされ2年は覚悟する必要があるのかもしれない。この2ヶ月ですら世界中でいっきにデジタル化が進んでいる。
これからは自宅で働くことができる会社に就職することが普通になるだろうし、自宅にネット環境が整いパソコンやスマートフォンを買い揃えている人を企業は雇うようになるだろう。就職するなら読み書きそろばん、運転免許が当たり前だった時代からITスキルが求められるようになる。
Officeに通う時代から通勤しなくても良い会社に就職しようとする時代に変わり、通勤電車に乗る人が減少し、本社ビルを構える企業が減少し、面接はネットで行うようになるだろう。出張は減少してネットで出張先の方と商談をするようになるだろうし、申請窓口よりネット申請が普通になるだろう。
工場はオートメーション化がさらに進みロボット化されるだろうし、田舎暮らしでも自宅で仕事ができるとなればネット販売がもっと普及し、百貨店が場所貸しのビルになり、オフィスビルの空室率が上がり、家賃収入を当てにしていた人の収入は減少する。当然、一等地の不動産価格は下落する。
テレワークが広まれば都心の狭い部屋で暮らすより、同じ家賃で田舎の広い一軒家などを借りる方が暮らしやすい。都会の不動産価格は下落するが田舎で暮らす人が増えるので田舎の不動産価格は下げ止まる。時間給で働く人が減少し、成果物で給与をもらう人が増えてくる。
2020年からこれまでの普通の働き方や生活が普通でなくなり、働き方や生活の仕方が大きく変わる。ただ出社して愚痴を言い、ただ何となく退社時間まで過ごせば給与がもらえた時代から成果をあげなければ給与がもらえない時代になり、同じ職場で働く人の給与に格差が生まれるようになる。