空き家再生
日本中で増え続けているのが空き家。総務省統計局の資料では、平成20年には空き家率13.1%(757万戸)となりました。その空き家の内訳は、流通が見込まれる賃貸や売却用の住宅が59.1%(448万戸)で、全体の約60%を占めています。資産としての中古物件はほとんど価値がなく、修繕して転売する不動産が徐々に増えつつあります。
こうした中古物件の再生として、古民家カフェや古民家レストランが、最近流行っており、昭和の臭いやボロボロの雰囲気を醸し出している中古物件で、美味しいスイーツやお料理をお出しして人気を博している飲食店があります。経営しているのは若い方で、今の若者には昭和初期の家はカッコよく映り、シニアには懐かしい。
内装もお金をかけないで、椅子やテーブルは見捨てられ、壊れかけのモノを修理して使っている。地元の食材を使って出されるスイーツやお料理は、これまであったスイーツや料理ではなく、若者らしいオリジナルに溢れたもの。その感覚に驚かされ美味しく頂くのは地元の方ばかりでなく観光客も同じ。