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社長 それをやっちゃいかんでしょ!その壱拾九

僕は休みの日でも出社して、ひとりで仕事をしていることが多い。平日は、いちばんに出社し、最後に退社して、残業させないことを日課としている。つまりは、仕事人間だが、家に帰っても、犬の散歩、家事など積極的に行って、こまめに動いている。ジッとしていることが嫌いで、することがなければ、歴史観光に出かけて、移動時間に読書を楽しんでいる。

 

朝、早くから出社して社員がやってくるのを「おはようございます」と言って、頭を下げてあげること。退社時間になると、「終わりましょう」と言って、皆といっしょに退社して、できるかぎり残業させないようにする。こうして、仕事のリズムを社長から作るようにしてあげると、社員は仕事がやりやすくなる。

 

ところが、社長さんの中には、平日は昼から出社、夕方には真っ先に退社。雨が降れば、出社してこない。仕事と関係ないセミナーなどがあれば、どんなに忙しく社員が働いていても休みを取る。「もっと頑張って働け!」と言うだけで、いっしょに汗を流すことはない。こんな日常では、仕事の指示を誰もまともに聞いてくれない。

 

社長には率先垂範が求められる。社長がやっていることを社員は黙って見ているが、その評価は彼らの働き方に出てくる。多くの場合、社員が、頑張ろうと心から思えば、業績は上向きになり、社員が反抗的になれば、業績は下降していく。業績は社長の通信簿で、日ごろの行いの評価そのものであることを、忘れてはならない。

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