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知人者智、自知者明(人を知る者は智なり、自ら知る者は明なり)

 

老子の言葉で、他人のことをよく知っている人は智者であり、自分のことをよく知っている人は明知の人であるという意味です。他人の欠点を指摘して指導することはしやすいが、自分の欠点を見抜いて指導を受け入れる人はかなりの人物だということです。それほど、自分を知り修正するということは難しい。

 

講演会に呼ばれていくとき、一番注意していることは講演時間を守るということです。僕の前の方が講演時間をオーバーしたら、笑顔で自分の講演時間を短くして終了予定時間内に終えるように配慮しています。講演者の中には、講演時間を過ぎても長々と話をして悦に入っている方がいますが、これは知人者智です。

 

己を知るということは、他人を如何にして活かすかということにたけている人で、時として自己犠牲も厭いません。自分自慢をしている人は、多くの場合、他人を否定しています。他人を笑顔で褒める人は、自分を褒めることはありませんが、他人が笑顔で褒めてくださいます。

 

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