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会社は、誰が一番偉いのか?

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会社は誰が一番偉いのかと聞けば、「それは、社長に決まっている。」と、誰もが答えるだろう。経営の最高責任者である社長は、会社のすべてのことに責任を負っている。社長の指示に従えなければ退職するしかないが、社長より偉いのは株主で、株主総会で社長の退任を要求することもできる。

 

大企業では、幾つかの派閥ができて、どの派閥が経営陣に就くかの派閥争いが起こりがち。社長の派閥、専務の派閥、常務の派閥などに別れて権力闘争が繰り広げられる。社外から観れば、こうした派閥に関係なく、企業トップである社長の承認が得られれば、それは取引業社からは最終決定であると判断される。

 

例えば、社長の承認を得て商品を購入して頂いたと思っていたら、専務から連絡があって「私は聞いていないから商品は購入しない。」と言っても、一般には通用しない。すべての株式を所有している中小企業経営者であれば、尚更、社長の決定は最終的なものであり、専務といえども従わざるを得ない。

 

こうした社内の派閥争いに巻き込まれると、業者は、その会社の社長の指示に従う。社長は反抗的な役員を解任して会社から追い出すこともできるし、そうなれば、専務は無職の方になるので、会社としてこれまでの商売はできなくなる。社内の不協和音は業績に響くのでこうした事態は避けることが大切。

 

僕はこうした派閥争いは大嫌いで、反抗的な管理職は解雇して派閥を失くしてきた。そんなことをすれば業績が下がりますと云われても、解雇して業績を上げてきた。管理職を解雇しても業績を上げるためには、その管理職よりも高い能力を発揮して業績を伸ばして、結果、良かったと証明するしかない。

 

「私が辞めれば誰も社長についていきませんよ!」「こんな会社、私がいなければ倒産しますよ!」「私が、社員を引き抜いて独立してもいいのですか!」などと、恫喝されても僕は一歩も引くことなく、解雇してやりぬいてきた。恫喝した管理職は、退職後、もう一度雇ってほしいと言ってきたが雇うことはなかった。

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