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まさかの時に弱い見かけ倒し

 

日頃、良いことばかり言っている人ほどまさかの時は逃げ出したり、言い訳ばかりしていたり。世にいう人格者ほど見かけ倒しなのは、正義感溢れる役をこなしている俳優さんと同じこと。本当の自分は、役どころとは大違い「何だ、この人は?」と思うことが多い。

 

「君を幸せにしたい」などと言っている男が結婚すると、手のひらを返したように辛辣な態度に豹変することもよくある。「この会社で頑張ります」と言っていたのに、就職すると全く仕事にヤル気を感じない社員もいれば、偉そうに言うだけで、現場で仕事をしない社長さんもいる。

 

君を守ると言っていた人が、からまれると真っ先に逃げ出すこともあれば、「あなたのために何でもするわ」と言っていたのに、結婚すると家事をせずにブランド物を買いあさっているということもある。人は見かけによらぬもので、見かけで人を判断しないこと。

 

君なしでは生きていけないと言っていた人が、君がいなくなってからの方がイキイキとしていることもよくある。偉そうにしている人ほど、こうした現象は良く観られる。優しさや感謝が大切だと言っている人が、付き人に怒鳴っていることもある。

 

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