昭和は贅沢だったなぁ
戦後の日本は高度成長と、土地と株価の上昇で贅沢自慢する時代になった。富裕層だと自慢できるゴルフ会員権はバカ人気。セルシオという高級車が売れたり、高級レストランに行列が出来たり、バカ高い費用を掛けた結婚式や葬式が当たり前だった。高級と銘打てば売れる時代だった。
令和になった今、ゴルフ会員権は見向きもされなくなっているし、セルシオは消えていた。高級レストランに行列はなくなり、地味婚や家族葬が当たり前になった。高級という言葉より、実用的という言葉の方が受ける。僕の子供も結婚式はせず、婚姻届けを出しただけで節約してつつましい生活をしている。
ブライダル産業は壊滅的な打撃を受けているし、あれほど人気だった百貨店は衰退の一途。日本で売れる車の半数は軽自動車になった。社員旅行や会社の総会などの団体客がなくなり、大規模宴会場のあるホテルや旅館は廃業し、商店街はシャッター街になってしまった。家族旅行から一人旅、家族で食事から個食の時代になった。
僕は幼い頃からつつましい生活で暮らしてきたので、今の時代は等身大で暮らせてうれしい。見栄をはって贅沢する必要もない。身の丈にあったつつましい生活でも、幸せをいっぱい感じられる。それはお互い笑顔で暮らす事。羨望と尊敬のまなざしを受けるより、お互いつつましいと笑っていられる方が幸せな時代になった。
反対に昭和になかった贅沢は、入園式や入学式、卒業式や成人式の振り袖姿や袴姿。ランドセルも豪華になった。少子化で一人っ子、大事な子供。お父さんは眉をしかめても、祖父や祖母、お母さんがニコニコしながらお金を出すのでこれだけは昭和には考えられないほど豪華で贅沢な衣装になっている。


