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都市部の足は電車だが、田舎は車

 

車の世帯保有率、東京は0.12台でほとんどの家庭は車を保有していない。都内であれば10分200円ほどもする駐車料金を支払うより、電車で移動する方が圧倒的に安くて便利ということもある。若い世代では、高級車を乗り回して自慢する時代が終わっている。

 

長野県の世帯保有率は1.04台で一家に1台以上保有している。田舎では移動手段が車になり1時間に数本の電車での移動はほぼ不可能だ。電車も都会に行くだけの路線しかない。もちろん、歩いて移動するにも遠すぎる。バスは赤字で通っていない。

 

都市部で車を保有している家は限られるため高級車が多くなるが、それは少し見栄をはりたいという願望から。たまの週末しか乗らない、お買い物の時しか乗らない。お友達やご近所に高級車に乗っていることで自慢できる優越感を味わえる。

 

しかし、田舎では日常使いの車が必要になるので軽自動車が目立つようになる。何しろ、通勤など毎日使うことが多くなり燃費や維持費など安上がりになる車が必要になる。一家に2台保有している家庭も多く、とても高級車を買い揃える余裕はない。

 

都内の新築マンション、駐車場は部屋数より少なくしている。戸建ても駐車場は狭く1台のみ、自転車を置けば車が置けないほど。しかし、田舎の戸建ては、駐車場は2台分~3台分ある。僕が住んでいる田舎では、軽トラックや軽乗用車をよく見かける。

 

災害時に車中泊を余儀なくされることがあるので、フルフラットシートになる車が日本では人気だ。フルフラットなら、気ままな旅行に出かけることもできる。旅館やホテルの予約なしに出かけて道の駅で車中泊すれば、トイレも完備している。

 

キャンピングカーに改造した車も人気だが、改造費が200万円ほどかかるし燃費も悪くなり、商業車なので毎年車検で年間の維持費で考えると、普通車でフルフラットシートアレンジができるだけの方が使い勝手は良いと思う。

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