このサイトはJavaScriptがオンになっていないと正常に表示されません

老化は避けられない

 

30代から老化は始まっている。最初は、老眼や中年太りで、若い頃と同じ食事をしていると太ってくるし、スマホやパソコンの小さな文字が読み辛くなる。40代で頭髪が薄くなってきて50代で内臓疾患に見舞われる。血管が詰まる、高血圧に悩むなど。

 

60代になると物忘れがひどくなり、単語が出てこなくなる。肌が緩み、シワが増えてくる。70代になると、動作が鈍くなり腰痛などに悩まされる。頻尿になり頻繁にお便所に行くようになる。食も細くなり脂っこい食べ物をよせつけなくなる。

 

80代になれば記憶もあいまいになり、青年期迄の記憶しかはっきりしていない。肌荒れも目立ち、シワやシミがたくさん、病院もいくつか回るようになる。耳も遠くなり、話し声が聞き取り辛い。自然と自分の声も大きくなる。

 

90代になるとお迎えがいつ来てもおかしくないので、自分の事より周りの人の事を気づかうようになる。笑顔が増えて「ありがとう」をよく言うようになる。仏壇に向かって死んでいった親しい人の事を思い浮かべるようになる。

 

100歳になれば、周りのことが気にならなくなり世界情勢にも関心がない。自分のことにも関心がなく、毎日ボーッと空や天井を見ながら過ごしている。親しい人はすでにこの世にいなく、いつ旅立っても思い残すことはない。

 

人生100年、それなりに精いっぱい生きてきた。ここまで生きればやり残したことはない。我ながらよく頑張ったと思う。この世で充分楽しませていただいた。食べるのすら助けがいるので、そろそろあの世に行った方がよさそうだ。

« »